30か月

[44] 2022年9月21日(水)

(8月21日〜9月19日)「未来構想キャンプ」でひさしぶりに遠出をして、その余韻に浸っていたら、ほどなく9月になった。秋学期からの「研究会」メンバーを決めるために、連日たくさん面談をした。9月末には「仙台キャンプ」を計画しているので、打ち合わせと下見で仙台へ(日帰り)。少しずつ、移動範囲が広がってきた。

8月21日(日)
8月22日(月)
  • 29か月」(コロナと大学)を公開
8月23日(火)
  • オープンキャンパス
  • 大学院生とのミーティング(60分, オンライン)
8月24日(水)
  • 会議(90分, オンライン)
  • 打ち合わせ(45分, オンライン)
  • 会議(120分, 議事進行, オンライン)
  • 会議(120分, オンライン)
8月25日(木)
  • テラス倶楽部(60分, 対面)
  • 大学院生との面談(60分, 対面)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
8月26日(金)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
8月29日(月)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • ワークショップ(120分, 対面)
8月30日(火)
8月31日(水)

9月1日(木)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
9月2日(金)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 大学院生とのミーティング(100分くらい, 対面)
  • 会議(90分, オンライン)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 学生との面談(30分, 対面)
9月4日(日)
9月5日(月)
9月6日(火)
  • 大学院生との面談(60分, 対面)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, 対面)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 学生(湘南自治会)との懇談(90分くらい, 対面)
9月7日(水)
  • 会議(120分, オンライン)
  • 会議(30分, オンライン)
  • 学生との面談(60分, 対面)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
9月8日(木

仙台へ。東北大学付属図書館で打ち合わせ

  • 「仙台キャンプ」打ち合わせ・下見(180分くら, 対面)
9月9日(金
  • 会議(60分, オンライン)
  • 会議(30分, オンライン)
  • 大学院生との面談(45分, オンライン)
9月10日(木)
  • 学会(OS)での報告(180分, オンライン)
  • 学会(OS)のふり返りセッション(60分, オンライン)
9月12日(月)
  • 打ち合わせ(30分, オンライン)
  • 打ち合わせ(120分, 対面)
9月13日(火)
  • テラス倶楽部(60分, 対面)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 卒業生との面談(30分, オンライン)
  • 会議(45分, オンライン)
  • まるたか」(おかしら日記)を公開
9月14日(水)
  • 会議(60分, オンライン)
  • 会議(60分, オンライン) 
  • 面談(60分, 対面)
  • 会議(未来構想キャンプふり返り)(60分, 対面)
  • 会議(120分, オンライン)
9月15日(木)
  • 会議(90分, オンライン)
  • 会議(30分, オンライン)
  • 会議(90分, オンライン)
  • 学生との面談(30分, オンライン)
  • 学生との面談(45分くらい, オンライン)
9月16日(金)
  • 打ち合わせ(90分くらい, オンライン)

 

  • 9月19日の東京都の陽性者数にかんする報告件数:4,069

(いまここ)

  • ひと月」(2020年3月4日〜4月15日)
  • ふた月」(4月16日〜5月15日)
  • 3か月」(5月16日〜6月19日)
  • 4か月」(6月20日〜7月18日)
  • 5か月」(7月19日〜8月18日)
  • 半年」(8月19日〜9月18日)
  • 7か月」(9月19日〜10月18日)
  • 8か月」(10月19日〜11月18日)
  • 9か月」(11月19日〜12月18日)
  • 10か月」(12月19日〜2021年1月18日)
  • 11か月」(1月19日〜2月18日)
  • 12か月」(2月19日〜3月18日)
  • 2年目へ」(3月19日〜4月18日)
  • 14か月」(4月19日〜5月18日)
  • 15か月」(5月19日〜6月18日)
  • 16か月」(6月19日〜7月18日)
  • 17か月」(7月19日〜8月18日)
  • 18か月」(8月19日〜9月18日)
  • 19か月」(9月19日〜10月18日)
  • 20か月」(10月19日〜11月19日)
  • 21か月」(11月20日〜12月19日)
  • 22か月」(12月20日〜2022年1月19日)
  • 23か月」(1月20日〜2月19日)
  • 2年」(2月20日〜3月19日)
  • 25か月」(3月20日〜4月19日)
  • 26か月」(4月20日〜5月19日)
  • 27か月」(5月20日〜6月19日)
  • 28か月」(6月20日〜7月19日)
  • 29か月」(7月20日〜8月20日)

(つづく)

イラスト:https://chojugiga.com/

まるたか

2022年9月13日(火)

SOURCE: まるたか|政策・メディア研究科委員長 加藤 文俊 | 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)

突然のことだった。9月7日の夕刻、同僚の高汐さんから1枚のスクリーンショットが送られてきた。見れば、なじみのある店のページで、赤い文字で「閉業」と書かれている。学生が話題にしているとのことで、直接確認したわけではないようだ。ぼくは、ちょうど帰るところだったので、立ち寄ってみることにした。近くにいるのだから、自分の目で確かめるしかない。
水曜日は定休日ではない。誤報であることを願ってはいたが、看板の電気は点いていなかった。「本日休業」の札が提がっていて、脇にあるサッシの扉には貼り紙が見える。何が書いてあるのだろう。ロープが張られていたので、近づくことはあきらめた。駐車場のほうはがらんとしていて、自動販売機の灯りだけが浮き立つ。夜の7時くらいに「どうやら本当ですね」とメッセージを返し、現場のようすを写真に撮って添えた。

外観はログハウスなのに、中身は海鮮の店である。ちょっと不釣り合いな感じがするのは、前身が「ログイン」というレストランカフェだったからだ。「ログイン」は、(記録によると)SFC開校3年目(1992年)の秋にオープンした。いまでも、界隈にコンビニができるだけで大騒ぎするのだから、当時はかなり大きな「事件」だったにちがいない。
キャンパスのすぐそばにありながら、「学生街の喫茶店」になるのは容易ではなかったようだ。やがて「ログイン」は「まるたか」に姿を変えた。座敷の部分は、ログハウスに合わせて増築されたのだろう。キャンパスの近所で食事をするとなると、ほかに行く場所がない。だが、たんに近くて便利だったというわけでもない。水産会社が経営していることの強みで、ぼくたちは、味にもボリュームにも満たされた。学生や教職員のみならず、地元の常連たちにも愛される場所だった。週末になると、駐車場で警備員が誘導するほどに賑わう。「湘南」に遊びに来た人たちが立ち寄る穴場だったのかもしれない。

ぼくも、「まるたか」にはたびたび足をはこんだ。一番多かったのは、「研究会」のあとだと思う。ひと区切りして、何人かの学生とともに食事をしようという流れになる。同じようなタイミングで他の「研究会」も終わるので、ドアを開けるとテーブル席に知った顔を見かける。奥の座敷に行くと、たいてい同僚や学生のグループが食事をしていた。軽くことばを交わしたり、手をふったり。隣のテーブルから聞こえてくるウワサ話も気になる。何度も行ったはずなのに、スマホを探ると、「まるたか」で撮った写真は10数枚だけだった。結局、3年前の冬を最後に、もう行けなくなってしまった。

ぼくは、現場の写真をSNSにアップした。それほどフォロワーがいるわけでもなく、日々の戯れ言を気まぐれに載せているくらいだ。とくに「いいね!」やリツイートを期待していることもない。なのに、思いのほか反応があった。
知らない(思い出せない)学生、すっかりご無沙汰している卒業生、これまでに一度もコメントをもらったことがない(と思う)同僚も。予期せぬかたちで、みんなが相変わらず元気であることを知った。寂しげな「まるたか」の写真に、閉店を惜しむことばや「大泣き」の絵文字が並ぶ。これまでのぼくの書き込みで、一番盛り上がったのかもしれない。

この2年間、画面のなかに幾度となくつくられてきた「教室」は、「終了」のボタンを押すたびに消えてしまった。少しずつ対面で集う機会が増えてきて、秋学期からは、キャンパスで過ごす時間がさらに増えると思っていた矢先の「事件」だった。「ログイン」から、ちょうど30年。

たくさんの反応を見ながら、ぼくたちの思い出が、場所の記憶と分かちがたく結びついているということを、あらためて実感した。いうまでもなく、「まるたか」と聞いて思い出すのは味だけではない。きっと、誰かの顔が目に浮かぶはずだ。プレゼンテーションが上手くいかなかった日かもしれない。屈託のない笑い声につつまれていたこともある。教室での議論がまだ続いていた日もある。「まるたか」のテーブルを囲んで集まった情景が、いくつもよみがえってくる。

多くの卒業生たちが、鴨池を愛おしく語るのも同じだ。七夕祭で見上げた花火も、残留中に向かった真夜中のコンビニも、夕陽に浮かぶ富士山のシルエットも、すべてがリアルだ。いずれも、キャンパスに行かなければ、えることのできない体験なのだ。その一つひとつが、身体にしみ込んでいる。

朝夕は、ずいぶんしのぎやすくなった。あと数週間もすれば、あたらしい学期がはじまる。

ちょっと回復

2022年9月4日(日)

「回復」などということばを使うと、いささか大げさに聞こえてしまうとは思うが、8月の後半からは、少しずつ気分が上向きになってきた。この3か月弱は、大学にかぎらず身の回りでもいろいろなことがあって、身体も心もくたびれた。おまけに猛暑のせいでちょっとバテ気味だった。本当に面白いくらいに(ちっとも面白くないけど)、次から次へと「事件」が発生する。校務については、自分が対応する役目であるとは自覚しつつも、悩ましい案件が少なくない。
年初に厄払いに行くつもりでいたのに、それさえも先延ばしにドタバタとしていたことを悔やむ。無事に春学期の授業をすべて終えて採点票を提出すると、ちょっと落ち着いた。

やはり日常的なコミュニケーションが圧倒的に欠落しているのだろう。あらためて、そう思う。ぼくが研究科委員長になって、いくつかの会議で議事進行の役目を担うようになってから、まもなく3年になろうとしているが、その大部分はオンラインである。(リアルな)会議室だったらずいぶん勝手がちがうはずなのに。同僚たちの表情をうかがうことができるし、ちょっとした身体の動きから、多くを感じ取ることができる。事務担当からのささやきがあったり、ちいさなメモを差し入れてもらったり。ようすを見ながら、議事進行を即興的に調整することができる。隣に座った同僚とことばを交わすことで議事内容の理解が深まることもある。もちろん、会議の前後に立ち話をする時間もある。
オンラインになったおかげで、会議への出席率が(おそらく)アップしているのは歓迎すべきことだ。だが、ここでいう「出席」は、接続しているということであって、ビデオをオフにしていれば、会議の音声を聴きながら(比較的自由に)過ごすこともできるだろう。会議中はチャット欄に意見が書き込まれ、同時に同僚からのダイレクトメッセージも届く。事務担当とのやりとりもある。Slackがインカムのように使われていて、会議の流れを見ながら議事進行を調整する。慌ただしくいくつかの画面に目をやりながら、話をすすめる。そんな会議のやり方にもすっかり慣れてしまった。
議論も意思決定も、重要な事柄をオンラインで扱えることはたしかに便利な面もあるが、〈余白〉をそぎ落とされていることが、いろいろなところでストレスを生んでいるように思えてならない。

8月の中旬には「未来構想キャンプ」が実施された。3年ぶりに対面での開催となり、さらに今年についてはキャンパス以外に鳥取、高知、熊本でもワークショップが企画された。ぼくは、この「未来構想キャンプ」には初回からかかわってきたが(一度だけ、サバティカルで不参加だった)、今回は高知県土佐町へ。せっかくなので、船旅をすることにした(このあたりの話は、別途ブログにまとめた)。
10年ほど前に三宅島でのプロジェクトにかかわっていたときは、たびたび船に乗って移動した。洋上では、いつもとちがう時間が流れる。船はゆっくりとすすみ、沖に出れば電波も届かなくなる。急いで目的地にたどり着くのではなく、道行きを味わう。身体と心を整えてから現場に臨む感じだ。フェリーは片道17時間。飛行機なら1時間ほどの行き来を、のんびりと過ごしてみた。これは、とてもよかった。うまくまとまっていないが、ふと「回復」ということばを使いたくなる。

キャンパスの北側では学生寮の建設がすすんでいる。昨年の夏に地鎮祭があり、その後の工事は順調だ。予定どおりなら、来年の春から入居できるので、少しずつ入居者向けの案内を整理する作業がはじまっている。せっかくキャンパスのなかに学生寮が建つのだから、ぜひ盛り上げていきたい。
ぼくは、ここ数年、あたらしい学生寮の完成に向けて、さまざまな調整をする役目も担ってきた。何かと面倒な案件が多いなか、学生寮のこと(だけ?)は楽しく向き合える。やはり、事後の処理ではなく、未来のことを扱っているからだろうか。
竣工を前に、広報用のウェブ制作もはじまっている。8月の終わり、ビデオ撮影があるというので立ち会った。最後に現場を見に行ったのは4月の末だったので、およそ4か月ぶり。その間にずいぶん工事がすすんで形になってきた。周回道路の北側で、ちょうど工事現場を隠すように立っていた木々が切られて、いきなり視界がひらけた。ますます完成が楽しみだ。

朝夕は少し涼しくなって、秋を感じる。9月ということは、今年も3分の2が過ぎ去ったということか。お声がけいただいた「総合政策学」(ブックプロジェクト)の論考も、無事に脱稿。


写真は2022年8月30日:広報用のビデオ撮影に立ち会った